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エアコンの省エネ性能を示すCOP・APFの違いは?節電対策も解説

エアコンを選ぶとき、カタログやWebサイトでよく目にする「COP」と「APF」という数値。

どちらも省エネ性能を表す指標ですが、実は計算方法も使い道も異なります。

今回は、この2つの違いや、どちらを重視して選ぶべきかについて詳しく解説します。

簡単にできる省エネ対策も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

COPとは

COP(Coefficient of Performance)は「成績係数」とも呼ばれる指標で、冷房や暖房の能力を示すものです。

具体的には、消費電力1kWに対してどれだけ冷暖房能力を発揮できるかを表します。

COP値が高いほど、エネルギー消費効率が良く、省エネ性能が高い機器といえるでしょう。

例えばCOPが5.0の場合、1kWの消費電力に対し、5倍の冷暖房能力を発揮できることを示します。

現在、市販されている家庭用エアコンのCOP値は、冷房時でおおむね3.0〜6.0、暖房時で3.0〜7.0程度が一般的です。

高性能なエアコンでは、暖房時にCOPが8.0を超えるモデルも登場しています。

COPの算出方法

COPには冷房COP・暖房COPの2種類があり、次の計算式で求められます。

冷房COP = 冷房能力(kW) ÷ 冷房消費電力(kW)
暖房COP = 暖房能力(kW) ÷ 暖房消費電力(kW)

例えば、冷房の定格能力が2.8kW、消費電力が0.7kWのエアコンの場合、冷房COPは4.0(2.8 ÷ 0.7)となります。

COPは冷房は外気温35℃、暖房は外気温7℃という決められた条件下で性能を調べたもので、春や秋など季節に応じたエアコンの運転状況は加味されていないのが特徴です。

APFとは

APF(Annual Performance Factor)は「通年エネルギー消費効率」の略で、1年を通して、ある一定の条件のもとにエアコンを使用した時の消費電力量1kWh当たりの冷房・暖房能力(kWh)を表示したものです。

季節ごとの効率を考慮するため、春や秋など、電力消費が少ない時期も含まれています。

家庭用エアコンのAPF値は、一般的に4.0〜7.5程度。

高性能なモデルでは8.0以上になることもありますが、APFが6.0以上であれば優れた省エネ性能があるといえるでしょう。

APFの算出方法

APFは、次の計算式で求められます。

APF = 年間総冷暖房能力(kWh)÷ 年間消費電力量(kWh)

例えば、年間総冷暖房能力が3,000kWh、年間消費電力量が600kWhの場合、APFは5.0(3,000÷600)となります。

COPとAPFの違いは?どちらを重視すべき?

COPとAPFの最大の違いは、測定条件と測定期間です。

COPは、特定の温度条件下でのエアコンの瞬間的な効率を示します

そのため、COPはエアコンの最大出力時の効率を知るうえでは役立つものの、実際の使用状況とは一致しないことが多いといえます。

一方、APFは、1年間を通じた使用状況を反映しており、季節ごとの温度差や外気温の影響を考慮に入れたデータを提供します。

春や秋のような温暖な時期の使用も考慮しており、実際のエアコン稼動状況により近い条件下で求めた指標なので、エアコンを選ぶ際には、APFを重視することが推奨されます

COP・APFだけでなく、各モデルの省エネ機能にも注目しよう

COP・APFだけでなく、エアコンの省エネ機能も確認して総合的に省エネ性能のレベルを判断しましょう。

例えば、人の動きを検知して自動で運転を調整する人感センサーや、室内の温度ムラを防ぐ気流制御機能なども、省エネ性に大きく影響します。

COPやAPFの値が高く、かつ省エネ機能が充実したモデルなら、電気代を安く抑えられるでしょう。

こまめなメンテナンス&断熱対策も実践し、電気代を抑えよう

エアコンの省エネ性能を最大限に発揮させ、電気代を抑えるためには、こまめなメンテナンスと室内の断熱対策も必要です。

メンテナンスの時期や断熱対策の方法についても具体的に解説するので、ぜひ実践してみてください。

フィルター掃除やクリーニングを定期的に行おう

エアコンの冷暖房効率を維持するには、定期的なメンテナンスが不可欠です。

エアコン内部を衛生的に保つことで、冷暖房効率が保たれ、無駄な電力消費を防ぐことができます

エアコンのフィルター掃除は、2週間から1か月に1回を目安に行いましょう

ホコリが詰まると空気が出入りしにくくなり、冷暖房の効きが悪くなるため、必要以上の電力が消費されます。

掃除機だけでも大まかなホコリは取れるので、こまめに清掃しましょう。

また、エアコン専門業者による内部のクリーニングは、1〜2年に1回は依頼するのがベター

自分では手が届かない内部まで分解して掃除してもらえるので、冷暖房効率が上がるのはもちろん、カビやニオイの予防にもつながります。

フィルター掃除の手順を詳しく確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

窓やカーテンの断熱を強化して、冷暖房効率を上げることも大切

エアコンの省エネ性能を最大限に活かすには、部屋の断熱性を高めることも重要です。

断熱効果の高いカーテンを使用したり、窓を二重サッシにしたりすることで、室内の温度が外気の影響を受けにくくなります。

より手軽に断熱対策を行いたい場合は、ホームセンターや100均で販売されている断熱グッズを活用するとよいでしょう。

例えば、窓に貼る断熱シートや、窓の前に置くだけで使用できる断熱パネルなどがあり、冷気の侵入や屋外への熱の放出を抑えられます

ほかの節電方法もチェックしたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

エアコンの買い替え・設置は、原冷熱工業におまかせください!

長野県でエアコンの買い替えや取り付けをお考えの方は、原冷熱工業におまかせください。

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一般のお客様には、主に次のようなサービスをご利用いただいております。

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