近年人気が高まっているオイルヒーター。
肌や喉の乾燥を避けたい方や温風に直接当たりたくない方にはおすすめの暖房器具です。
しかし購入するにあたって、エアコンと比較して電気代はどれくらいか、デメリットはあるかといった点も気になりますよね。
そこで今回は、エアコンとオイルヒーターの電気代や特徴について詳しく解説します。
まずは電気代の計算方法をチェック
エアコンやオイルヒーターの電気代は、消費電力や使用時間をもとに、以下の計算式で求められます。
消費電力(W)× 使用時間 ÷ 1,000 ×電力料金単価
例えば、執筆時点で1kWhあたりの電力料金単価目安は31円なので、1,000Wのエアコンを、8時間使用した場合、「1,000W × 8時間 ÷ 1,000 × 31円= 248円」となります。
ただしエアコンもオイルヒーターも、設定や稼働環境などによって、電気料金が変動するため、あくまでも目安である点に留意しましょう。
電気代を比較すると、エアコンのほうがオイルヒーターより安い傾向に
エアコンとオイルヒーターを同じ時間使用する場合、エアコンの方が電気代が安くなる傾向があります。
エアコンは効率が高い暖房器具で、同じ消費電力でもほかの暖房器具より広い範囲を暖められる特徴があるためです。
一方、オイルヒーターはエアコンに比べると、部屋全体が温まるまでに時間がかかり、電気代が高くなりがちです。
オイルヒーターでも設定によってはエアコンより電気代が安くなることもありますが、メインで使う暖房器具であれば、エアコンを使用するほうが快適かつ経済的といえます。
エアコンのメリット・デメリット
エアコンの最大のメリットは、暖房能力の高さと効率性です。
屋外の冷気を取り込んで温風に変えて室内に循環させるため、広い部屋でも素早く温まります。
また、自分好みの室温に調整しやすい点もメリット。
オイルヒーターは弱・中・強といったモード設定や、3〜5段階の温度設定のものが多いのに対し、エアコンには0.5~1℃単位の湿度調整機能が備わっています。
デメリットとしては、温風が直接体に当たる点が挙げられます。
肌や喉の乾燥を招く場合があるので、使用時は温風が直接当たらないよう、ベッド・ソファなど家具の位置を工夫する必要があるでしょう。
オイルヒーターのメリット・デメリット
オイルヒーターのメリットは、温風を放出することなく、じわじわと穏やかに部屋を暖められる点です。
暖房器具の中でも比較的空気が乾燥しにくく、寝室やリビングで使用しても快適です。
また静音性が高く、運転音を気にせずに使える利点もあります。
デメリットとしては、加熱に時間がかかり、長時間使用しないと暖かさを感じにくい点です。
さらに強モードでは1,500W程度とエアコンより高い消費電力を必要とするものが多く、広い部屋を効率よく温めるには時間とコストがかかります。
エアコンの電気代を抑える方法
続いて、エアコンの電気代を節約する方法を見ていきましょう。
使い方の工夫や適切なメンテナンスを行えば、同じ設定でも電気代を安く抑えられます。
30分以内の外出ならつけっぱなしにしておく
ちょっとした買い物など30分以内の外出であれば、エアコンを切るよりつけっぱなしにしておくほうが電気代の節約に。
エアコンは、起動時に最も多くの電力を消費するためです。
特に屋外との気温差が激しい時間帯は、設定温度まで調整するためにパワーを必要とするため、起動時に多くの電力を使います。
特に夏場の日中や、冬場の朝・晩は屋外と室内の気温差が大きくなりやすいので、短時間であればエアコンを消さないのがベター。
つけっぱなしにする際は、設定温度を少し控えめに調整しておくと節電につながりますよ。
こまめにフィルター掃除を行う
エアコンのフィルターがホコリやカビで汚れた状態だと、空気の通りが悪くなり、冷暖房効率が低下します。
これにより、エアコンが目標温度に達するまでに時間がかかるため、無駄に電力を消費することにつながります。
フィルターを定期的に掃除することで、エアコンが効率よく運転でき、電気代を節約できるでしょう。
シーズン中は2週間から1か月に1回の掃除が推奨されます。
こちらの記事も参考に、フィルター掃除を習慣化しましょう。
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設定温度を調整する
電気代を抑えるためには、エアコンの設定温度を適切に調整することも大切です。
環境省では、夏場の室温として28℃、冬場の室温として20℃を推奨しています。
住宅の気密性や日当たりなどによって同じ設定温度でも室温は変わってきますが、冷房の設定温度は26~28℃、暖房は20~22℃の範囲で快適な温度を選択するとよいでしょう。
それでも暑さ・寒さを感じる場合は、体調を優先して適宜温度を上げ下げしてください。
暖房の電気代や節電方法をより詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみましょう。
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オイルヒーターの電気代を節約する方法
続いて、オイルヒーターの電気代を抑える方法をご紹介します。
設置場所を工夫したり、設定を変えたりするだけで電気代を抑えられるので、ぜひ参考にしてください。
冷気が入りやすい窓際に設置する
オイルヒーターはオイルを温めることによる輻射熱でじわじわと暖かい空気を循環させるため、部屋の中でも温度が低めの場所に置くと、効率的に運転できます。
冷気が入ってくる窓際に設置することで、冷気が遮断されて室内の温度が均等に保たれ、消費電力を少なく抑えられるでしょう。
エコモードやタイマー機能を活用する
オイルヒーターにはエコモードやタイマー機能が備わっているモデルが多く見られます。
これらの機能を活用することで、電力消費を抑えながら効率よく部屋を暖められるでしょう。
エコモードは自動的に最適な消費電力に調整できる設定で、暖めすぎを防ぐと同時に、無駄な電力消費を減らすことができます。
タイマー機能は、つけっぱなしの防止に役立ちます。
また、オイルヒーターは電源を切ったあともしばらく予熱で温かいので、外出や就寝時間の少し前にタイマーを切る設定にしておけば、快適さを保ったままで節電できますよ。
室内の断熱対策も行って、暖房器具の電気代を抑えよう
室内の断熱対策を行うことで、エアコンやオイルヒーターといった暖房器具の電気代を大幅に抑えられます。
窓に断熱シートを貼ったり、カーテンを断熱素材のものに替えたりする簡単な対策だけでも、室内の熱が逃げにくくなり、効率よく暖かさを維持できるでしょう。
エアコンやオイルヒーターの使い方を工夫すると同時に、熱が外に逃げないような工夫も行い、電気代を抑えつつ快適に過ごしてくださいね。
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