冬場になると気になるのが、エアコンの暖房の電気代。「冷房より高いのはなぜ?」「1時間でいくらかかるの?」と疑問に思っている方も多いはずです。そこで今回は、暖房の電気代が高い理由や1時間あたりの電気代などを解説します。簡単な節約方法もチェックし、電気代を賢く抑えましょう。
暖房はなぜ高い?1時間あたりの電気代は?
暖房を1時間運転すると、約4〜40円の電気代がかかるのが一般的です。1時間あたりの暖房の電気代の目安は、以下の計算式で求められます。
消費電力(W)÷1,000×31円(※)
暖房の最小消費電力と最大消費電力はモデルによって異なるため、現在使っているエアコンをもとに計算しましょう。一例として、暖房の消費電力が最小130W・最大1200Wのモデルの場合、1時間あたりの電気代は約4〜37円と求められます。
なお、暖房の電気代が高い理由は、冷房に比べて消費電力が大きいからです。冬場は、設定温度と元の室温の差が大きいため、多くの消費電力を要します。例えば、冷房では30℃の室温を27℃に下げるだけでも涼しくなりますが、暖房の場合は1〜7℃の室内を20℃以上に上げないと温かくなりません。
※公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が発表する電力単価目安(2022年7月改定)
部屋の広さ別に暖房の電気代をチェック
部屋の広さ別に、暖房の電気代をチェックしてみましょう。一般的に、部屋が広いほど暖めるまでに時間がかかるため、電気代は高くなります。ただし、エアコンの消費電力はモデルによって異なるため、ひとつの目安として参考にしてください。
部屋の広さ | 消費電力量 | 1時間あたりの電気代 |
6〜8畳 | 110〜1490W | 3.4〜46.1円 |
10〜12畳 | 110〜1995W | 3.4〜61.8円 |
14〜18畳 | 135〜3900W | 4.2〜121円 |
※ 参考:日立 白くまくんXシリーズ 2022年モデル
部屋の広さ別に比較してみると、6畳から10畳までは大きな差がありません。しかし、12畳からは最大121円と一気に電気代が上がっているのがわかります。家族で過ごすときは広いリビング、1人のときは別室というように過ごす場所を変えるだけでも節約になりそうですね。
暖房の電気代を節約する方法
ここからは、暖房の電気代を節約する方法を具体的に解説します。今すぐ実践できる簡単な方法もあるので、ぜひ試してみてください。
設定温度を20℃にする
暖房の電気代を節約したいなら、設定温度は20℃に抑えるのがベター。環境省では、快適さを保ちつつ省エネを目指すために、冬季の室温を20℃にすることを推奨しています。
20℃では寒いと感じる人は、エアコンの風向きを下に変えてみましょう。暖かい温度は上にあがる特徴があるため、風向きを下にすると部屋全体が暖まりやすくなりますよ。
エアコンを自動運転に設定する
エアコンの設定は、自動運転が最も経済的。自動運転とは、室温に合わせて自動で風量を調整できる機能です。室内温度が十分上がったら低めの温度に、寒いときは高めの温度に調節されるため、効率よく暖房を使えます。
エアコンは、風量を弱にすれば電気代を節約できるというイメージがある人もいるかもしれません。しかし、風量が弱いと室内が暖まるまでに時間がかかります。かえって消費電力が上がり、電気代が高くなる原因になるため注意してください。
こまめなエアコン掃除も電気代の節約に
暖房代の節約には、こまめなエアコンの掃除も大切。フィルターがホコリで目詰まりした状態だと暖房効率が下がるため、多くの電力を必要とします。シーズン中でも2週間〜1か月に1回は、フィルターや吹き出し口の掃除を行いましょう。
フィルターは、掃除機でホコリを吸ったあと、裏側から水洗いするときれいになります。吹き出し口は、固く絞ったタオルを使って拭き掃除するだけでOKです。今日からでも、ぜひ試してみてください。
電気代の安い暖房器具と併用もおすすめ
電気代の安い暖房器具を併用すると、エアコンの設定温度が低めでも暖かさを感じやすくなります。なかでも代表的なのが、こたつです。エアコンの電気代は1時間あたり最大で40円前後かかるのに対して、こたつの電気代は強に設定しても1時間あたり5円前後と経済的。
また、こたつは足元を暖められるのも魅力。暖房をつけても足の冷えが気になる人は、こたつを取り入れれば快適さがアップするはずです。
窓・カーテンの断熱対策を行う
暖房の電気代を節約するために、窓やカーテンの断熱対策を行うのもひとつの手。冬場は、約60%もの熱が窓から逃げてしまうといわれています。
手軽に対策したいなら、ホームセンターや100均で購入できる断熱シートを活用しましょう。カーテンは、断熱効果の高い商品に買い替えるのがおすすめです。
省エネエアコンに買い替える方法も
何年も使っているエアコンの電気代が気になる場合は、思い切って省エネタイプのエアコンに買い替える方法もあります。時代とともにエアコンの省エネ性能は上がっているため、最新のモデルに変えるだけで年間の電気代をぐっと抑えられる可能性があります。
例えば、2007年発売のエアコンと2022年発売のエアコンを比較すると、年間の電気代が約8,000円ほど安くなる場合も(※)。10年以上前に購入したエアコンを使用している人は、買い替えを検討しましょう。
※14畳の部屋で使用した場合(パナソニック Xシリーズで比較)
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