エアコンは長く使うものだからこそ、設置環境やライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切。
しかし、何を基準に選んでよいかわからず「失敗したらどうしよう」と不安に思ってしまいますよね。
そこで今回は、エアコンの選び方を詳しく解説します。
ぜひ購入する際の参考にしてください。
後悔しない!エアコンの適切な選び方をチェック!
エアコンの基本的な選び方のポイントをチェックすれば、買ってから後悔につながる心配を軽減できます。
部屋の広さ、設置する部屋の用途、省エネ性能の3点を確認して選びましょう。
部屋の広さに合う適用畳数のモデルを選ぼう
まず確認すべきなのが適用畳数です。
適用畳数とは、エアコンの能力に合う部屋の広さを示すもの。
たとえば、適用畳数が8畳であれば、8畳の部屋に見合ったパワーを持つモデルといえます。
適用畳数は「8~10畳」のように表記される場合もあり、小さい数字は木造住宅、大きい数字は鉄筋住宅を示しています。
つまり、この場合は木造住宅であれば8畳、より気密性の高い鉄筋住宅であれば10畳の部屋に適していることになります。
なお、適用畳数は住宅の気密性や日当たりといった条件によっても変わってくるため、必ずしも部屋の広さと同じ適用畳数が適しているとは限りません。
自分の部屋に見合った適用畳数がわからない場合は、販売店やエアコン専門業者に相談してみるとよいでしょう。
設置場所に応じた機能が充実しているか確認を
エアコンを選ぶ際は、設置する場所に見合ったスペックか確認することも重要です。
エアコンの稼動時間が長いリビングに設置する場合は、快適に過ごすために機能性重視で選びましょう。
快適さや清潔さを保つ機能や、省エネ機能などが充実したハイグレードモデルが適しています。
シリーズの中でもスペックの高いシリーズに候補を絞って選んでみてください。
一方、子ども部屋や書斎など、稼動時間がそれほど長くない場所に設置する場合は、機能がシンプルなモデルを選んでもそれほど不便は感じないでしょう。
また、寝室用のエアコンは就寝中に使う事が多いため、加湿機能や空気清浄機能つきのものを選ぶと快適ですよ。
省エネ性も重要!エネルギー消費効率をチェック
エアコンは家電の中でも電気代の多くを占めるので、省エネ性能も忘れず確認しましょう。
必要最低限のパワーで効率的に運転できる省エネ性能の高いモデルなら、長期的な電気代を安く抑えられます。
エアコンの省エネ性能を比較する場合は、APF(通年エネルギー消費効率)の数値を確認しましょう。
APFとは、一定条件でエアコンを運転した場合の、消費電力1kWあたりの冷暖房能力を指します。
つまり、APFの数値が高いほど効率のよい運転が可能で、省エネ性能に優れているといえるでしょう。
APFは同じメーカーでもモデルにより5.0前後から7.0以上まで差があります。
目安として、APF7.0以上なら省エネ性能が優秀といってよいでしょう。
高いものでは7.5のモデルもあるので、チェックしてみてください。
APFの値に加えて、便利な省エネ機能も備えたものをチェックして選んでみてください。
たとえば、AIを活用した自動運転で節電を叶えるものが代表的です。
本体価格が予算に合うかも考慮しつつ、設置環境に合ったものをチョイスしてください。
エアコンを購入する前に設置環境を確認しよう
エアコンのスペックを確認する前に、設置環境をチェックしておく必要があります。
見ておくべきポイントを解説するので、選ぶ際の参考にしてください。
設置スペースに収まるモデルを選ぼう
エアコンを購入する前に、設置するスペースのサイズを確認しておきましょう。
一般的に、室内機は天井から7cm以上、壁から5cm以上の幅を確保して取り付ける必要があります。
この幅を確保したうえで、設置スペースのサイズを計測してください。
特に、カーテンレールの上や窓の横などはスペースが限られているため、モデルによっては収まらない場合があります。
大手メーカーの多くは高さや奥行きを抑えたコンパクトモデルを展開しているので、狭い場所に取り付けたい方はチェックしてみましょう。
室外機の設置スペースも要確認
室内機を取り付けるスペースだけでなく、室外機の置き場所も事前に必ず確認しておきましょう。
室外機を置く場合は、横に10cm以上、前方に25cm以上、後方に5cm以上の幅を確保する必要があります。
エアコンを設置する部屋の外に室外機を置くスペースがあるかチェックしておきましょう。
なお、家の外に室外機を置くスペースがない場合は、上から吊り下げたり、2階の屋根の上に設置したりといった方法もあります。
ただし専門知識がないと判断が難しいため、適した設置場所が見当たらない場合はエアコン専門業者に相談してみましょう。
以下の記事ではエアコン室外機の架台の種類や選び方をご紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
2024.06.04
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大手メーカー7社それぞれの特徴は?
大手エアコンメーカーといえば、ダイキン・パナソニック・日立・東芝・三菱電機・富士通ゼネラル・シャープの7社が代表的。
それぞれの特徴を確認して、設置環境やライフスタイルにあったメーカーを選びましょう。
ダイキン|加湿・換気機能で快適
世界的な空調メーカーであるダイキンの強みは、加湿機能や換気機能を搭載している点。
加湿器のように水を入れる必要はなく、屋外の空気に含まれる水分を利用して室内を加湿できます。
暖房の運転と同時に加湿が行えるので、暖房時の乾燥が気になる方にぴったりです。
加えて換気機能を備えているので、窓を頻繁に開けなくても新鮮な空気を室内に取り込めます。
加湿・換気機能の両方を備えるエアコンは少ないので、これらの機能がほしい方はダイキンのモデルを選びましょう。
パナソニック|優れた空気清浄機能を採用
パナソニックのエアコン「エオリア」シリーズといえば、独自の空気清浄機能「ナノイーX」が搭載されているのがポイント。
OHラジカルが菌に含まれる水素を奪う仕組みにより、カビ・花粉・菌・ウイルスなどの汚染物質を抑制します。
ニオイやアレル物質の抑制効果も期待できるため、ペットや小さい子どもがいる家庭におすすめです。
日立|凍結洗浄で内部の汚れまでスッキリ
日立のエアコン「白くまくん」は、凍結洗浄機能を採用しているのが特徴。
熱交換器を自動で凍結させ、一気に溶かすことによって汚れを洗い流す仕組みです。
加えて、上位モデルにはプラズマイオンによる空気清浄機能や、ニオイを霜で捕まえて溶かす凍結脱臭クリーナーも搭載。
送風ファンの自動お掃除ロボも搭載されています。
東芝|プラズマ空清で空気もエアコン内部も清潔
東芝のエアコンといえば、プラズマ空清を搭載する「大清快」シリーズが代表的。
プラズマ空清とは、静電気によって集めた空気中の汚れにUV照射を行い、有害物質を抑制するとともに屋外へ汚れを排出できる画期的な機能です。
空気清浄機能だけ単独で運転できる仕様なので、エアコンを使わないシーズンも、エアコンと別に空気清浄機を用意する必要はありません。
春は花粉や黄砂、秋はホコリやウイルスというように、1年を通して室内の有害物質を抑え、きれいな空気をキープできます。
三菱電機|優れた省エネ性能で効率運転
三菱電機のエアコン「霧ヶ峰」は、省エネ性能に優れているのが特徴。
すべての容量帯で2027年度の省エネ基準をクリアしたシリーズもあり、電気代が気になる方にぴったりのメーカーです。
一般的にエアコン立ち上がり時は多くの電力を消費しますが、霧ヶ峰は「エコスタート」機能により、住宅性能に応じてパワーを自動調整できます。
暖めすぎや冷やしすぎを防ぎつつ効率的に運転できるので、電気代の節約につながるでしょう。
また、赤外線センサーによって体感温度や室温の変化を予測し、無駄のないタイミングで運転を切り替えられる機能も備えています。
さらに、上位モデルは効率よく送風を行うプロペラ型のファンを搭載しており、より高い省エネ性能が期待できますよ。
富士通ゼネラル|防カビ・空気清浄機能が充実
富士通ゼネラルの「ノクリア」は、防カビ・空気清浄といった清潔機能にこだわったシリーズ。
「熱交換器加熱除菌」機能により、55℃以上のお湯でカビ菌の除菌を行います。
エアコン内部の各パーツにも防カビ加工済みで、梅雨や夏場もカビが繁殖する心配を軽減できます。
さらに、プラズマイオンで空気中の有害物質を帯電させ、電極板でキャッチする空気清浄機能も搭載。
空気中のホコリや花粉が気になる方におすすめです。
シャープ|空気清浄機の人気メーカー!プラズマクラスターが強み
シャープのエアコンは、独自の空気清浄技術「プラズマクラスター」を搭載しています。
シャープは空気清浄機の人気メーカーでもあり、優れた技術を持っているため、清潔機能にこだわる方は要チェックです。
プラズマクラスターは、自然界に存在するものと同じイオンによって空気中のウイルスやカビ菌などを効果的に抑制できる機能です。
さらに、上位モデルにはイオン濃度を最大まで高めたプラズマクラスターNEXTを搭載。
冷暖房の運転中もイオンが部屋中に広がり、さまざまな有害物質を抑制します。
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