エアコンにはホコリや湿気が溜まりやすいため、ゴキブリが中に住み着くことは珍しくありません。運転時にゴキブリが落ちてきて、「ほかに何匹もいたらどうしよう…」「そもそもどこから侵入してきたの?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、エアコンからゴキブリが出てくる原因や対策について解説します。
ゴキブリの侵入経路は?
エアコンへのゴキブリの主な侵入経路としては、ドレンホース、配管穴の2つが考えられます。侵入してくる原因を詳しく解説するので、心当たりがないかチェックしてみてください。
ドレンホースから上がってくる
ドレンホースの排出口から上がってきたゴキブリが、エアコンの中に潜むケースは少なくありません。ドレンホースとは、室内機と室外機をつなげる排水管です。室内機で発生した結露を外に排出するために付けられています。
ゴキブリは湿った場所を好むため、結露で湿ったドレンホース内は絶好の環境です。周辺にゴミ捨て場など不衛生な場所がある場合は、さらにゴキブリが侵入する可能性が高くなるため注意してください。
配管穴(スリーブ穴)の隙間から侵入する
エアコンを取り付ける際に壁に空けられた配管穴(スリーブ穴)からゴキブリが侵入するケースもあります。配管穴は通常、パテとよばれる粘土のようなもので閉じられています。
しかし、年数が経つと、パテにひび割れや隙間ができてしまう場合も少なくありません。わずかな隙間でもゴキブリは通り抜けてしまうので、配管穴に隙間が空いていないか定期的にチェックしましょう。
ゴキブリの侵入を防ぐ対策方法を確認しよう
ゴキブリの侵入を防ぐために効果的な対策方法をチェックしましょう。手軽に買える防虫キャップや、無料で今すぐできる方法までご紹介するので、参考にしてください。
ドレンホースに防虫キャップを付ける
防虫キャップとは、ドレンホースの先につけるグッズです。網目状になっているため、結露はきちんと排出しつつ虫の侵入を防ぎます。防虫キャップを付けておけば土やゴミも入りにくくなるため、ドレンホースが詰まる心配も軽減できるでしょう。
なお、防虫キャップはホームセンターや100均等で手軽に入手できます。購入する際は、ドレンホースの内径に合うサイズか確認が必要です。一般的に、ドレンホースの内径には14mm・16mmの2種類があります。穴に定規やメジャーを当てれば測定できるので、事前にチェックしてください。
ドレンホースを地面から離す
ホースが地面に接している場合は、地面から5〜10cmほど離れるようにカッター等で先端を切ってください。ホースが地面に接していると、虫が入りやすくなるためです。
メーカーでも、虫の侵入や土や葉などによる詰まりを防ぐため、ドレンホースを地面から離して設置するよう推奨しています。大半の場合は地面から離した状態で設置されますが、まれにホースが地面に付いていることもあるので確認してみてください。
注意点として、賃貸物件の場合は自己判断でカットしないのが無難です。念のため不動産や大家に確認を取ってから対策しましょう。
配管穴をパテで埋める
配管穴にひび割れや隙間が見つかったら、パテで埋めましょう。隙間があるとゴキブリが入ってくるリスクがあるうえ、外気が室内に入り込み気密性が下がってしまうデメリットもあります。
エアコンの配管用のパテは粘土のような質感と見た目が特徴で、主にホームセンターで取り扱っています。一般家庭用のエアコンで、配管穴1つ分を埋めるのであれば、200g程度用意すれば十分でしょう。
配管穴を補修する前は、ゴム手袋を身につけておきましょう。素手で作業すると、手が汚れて、ベタつきが残る場合があるためです。また、古いパテを剥がす際にゴミや砂が落下することがあるので、床には新聞紙やゴミ袋等を敷いておきましょう。
配管穴を埋める手順は次のとおりです。
POINT①古いパテを外す前に、壁とホースの汚れを布等で拭き取り、乾かしておきましょう。
②乾いたら、古いパテを端から剥がします。
③新しいパテを柔らかくなるまでこねて、指2本分ほどの棒状にします。
④配管穴を囲むように接着し、隙間ができないように指で伸ばして埋めれば完了です。
なお、パテを埋め終えたら乾くまで触らないようにしましょう。塞いだ部分がズレたり、穴が空いて隙間ができたりする可能性があるため注意してください。
エアコン内部の掃除や送風運転も効果的
エアコン内部のこまめな掃除や乾燥によって、ゴキブリが潜みにくい環境を作ることも大切です。ゴキブリはホコリをエサとして好むため、フィルターにホコリが溜まった状態にすると集まってきやすくなります。
月に1回を目安に、フィルターのホコリを取り除きましょう。ただしフィルターより奥までは掃除が難しいため、年に1回ほど業者にエアコンクリーニングを依頼するのがベターです。
また、冷房の運転後は内部に結露が発生するため、30分〜1時間の送風運転で内部を乾燥させましょう。エアコン内部に残った結露はゴキブリの飲み水となるため、水気を残さないことが大切です。
エアコンに殺虫剤をかけるのはNG!
ゴキブリを発見した場合はすぐに駆除したくなりますが、エアコンに直接殺虫剤を噴射するのは避けましょう。内部の精密機械に殺虫剤の成分が付着すると、エアコンが故障してしまうリスクがあるためです。
エアコンの運転時に、内部に残った薬剤が室内に拡散されるリスクもあります。ゴキブリを追い出してから、駆除するようにしましょう。丸めたチラシや新聞紙等でエアコンを軽く叩くと出てくる可能性が高いので、試してみてください。
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