エアコンを選ぶうえで、メーカー選びにお悩みではありませんか?各エアコンメーカーには省エネ性能やお掃除機能など異なる強みがあるため、設置環境や好みに合わせて選ぶことをおすすめします。そこで今回は、ダイキン・三菱電気・日立といった代表的なエアコンメーカー7社の特徴を解説します。
エアコンを選ぶ際に確認したいポイント
エアコンを賢く選ぶために、まず押さえておきたいポイントを解説します。エアコンは決して安い買い物ではないため、長く快適に使い続けるためにもスペックをよく確認して選びましょう。
適用畳数
エアコンを選ぶ上でまずチェックしておきたいのが、適用畳数です。適用畳数とは、エアコンが対応する部屋の広さの目安を表します。
適用畳数に対して部屋が広すぎれば、十分に冷やしたり暖めたりしにくくなります。反対に、部屋に対して適用畳数が広すぎると、冷やしすぎや暖めすぎによる電力の無駄使いにつながりかねません。
適用畳数の目安は「8~10畳」のように表記されるのが一般的。小さい数字が木造住宅、大きい数字が鉄筋住宅を指しています。鉄筋住宅は木造住宅より気密性が高いことから、目安となる畳数は大きくなります。
複数の部屋でエアコンを使う場合は、部屋ごとに適用畳数を確認してエアコンを選びましょう。リビングなどの広い部屋では、適用畳数の大きいモデルを検討してくださいね。
お掃除機能の有無
お掃除機能の有無も忘れず確認しておきましょう。エアコンのお掃除機能とは、フィルターやファンの清掃を自動で行うもの。フィルターの目詰まりを防ぎ、室内機内部を常に清潔に保つ目的があります。
お掃除機能があれば、こまめなフィルター掃除をしなくても快適な状態が維持できるのが利点。ただし、お掃除機能はエアコンの内部全体を掃除できるわけではないため、定期的な業者によるエアコンクリーニングは欠かせません。
お掃除機能のないエアコンに比べて構造が複雑で、クリーニング費用が高くなる点にも留意しておきましょう。こまめなフィルター掃除が苦にならない方や、エアコンクリーニングの費用を抑えたい方は、お掃除機能のないモデルも視野に入れてくださいね。
便利なプラスαの機能も要確認
便利な付加機能が搭載されたモデルも多く登場しています。例えば、空気清浄機能や換気機能、省エネ機能などが代表的。設置環境に合わせて、ほしい機能を検討してみるとよいでしょう。
音声で環境に適した運転を知らせてくれる機能や、AIが好みの運転を記憶して自動調整してくれる機能なども登場しています。スマホと連動させて、外出先からエアコンを操作できる機能も便利ですよ。
主要7社それぞれの特徴をチェック!
それでは早速、主要である大手メーカー7社それぞれの特徴を解説します。
【ダイキン】
ダイキンは、空調機器メーカーとして世界的に知られる大手企業。独自の気流制御技術を搭載したエアコンが人気です。
なかでも、「うるるとさらら」シリーズが代表的。無給水で加湿できる「うるる加湿」や、熱交換器のリニアコントロールで除湿を行う「さらら除湿」を備えています。
換気機能がついているのも嬉しいポイント。屋外の新鮮な空気を室内へ取り込めるほか、室内の熱気や湿気を屋外へ排出できる排気換気機能も搭載しています。
【シャープ】
シャープの大きな特徴は、プラズマクラスターイオン発生機による空気清浄機能。アレルギー物質やウイルスの除去効果が期待されています。空気清浄機能を重視して選びたい方は、シャープを候補に入れるとよいでしょう。
2023年登場の「Xシリーズ」は、CO2の濃度を測れるセンサーを搭載しています。換気状況を検知し、窓を開けて換気している際は電力消費を抑えた運転が可能。省エネにも配慮された設計です。
【パナソニック】
パナソニックのエアコンは、高い省エネ性能と静音性能が特徴です。2024年モデルの「エオリア」は、独自の省エネテクノロジーである「エネチャージシステム」を搭載しています。
エネチャージシステムは、従来は室外機から大気中に放出されていた熱エネルギーを、蓄熱して再利用する技術。蓄えた熱は、設定温度の維持や除湿に活用されます。電気代を少しでも抑えたい方はチェックしてみてくださいね。
【富士通ゼネラル】
富士通ゼネラルのエアコンは、ヒートポンプ式の「ノクリア」が代表的です。業界初といわれる「熱交換器加熱除菌」を搭載。内部の熱交換器であるフィンを加熱し、カビ菌や細菌を除菌できる機能です。
抗菌・防カビ加工のフィルターや内部クリーン機能がついているのも、ノクリアシリーズの特徴。フィルターの自動お掃除機能を備えるモデルもあり、衛生面にこだわる方におすすめですよ。
【三菱電機】
三菱電機は省エネ性能が高く評価されているメーカー。人気の「霧ヶ峰」シリーズは、プロペラファン構造を採用。一般的な円柱状のファンに比べ、効率よく冷暖房の風を送る効果が期待できます。早く快適な室温になれば、消費電力の抑制につながるでしょう。
赤外線センサー「ムーブアイ」も見逃せない機能のひとつ。赤外線で人や部屋の温度を検知し、快適な室温に調整します。2023年には人の気持ちを測る「エモコアイ」も採用。脈から感情を測り、温度や気流を制御して快適性のアップを目指しています。
【日立】
日立のエアコンといえば、「白くまくん」シリーズが人気。エアコン内部の熱交換器を加熱して油汚れを浮かせたあと、凍結させて洗い流す独自技術を搭載しています。
室内機だけでなく、室外機に付着したホコリも凍結洗浄で洗い流します。油が飛びやすいキッチンの付近にエアコンを設置したい方や、ウイルスやペットのニオイが気になる方にぴったりです。
さらに、「ファンお掃除ロボ」を内蔵。ファンの加熱後、ブラシでホコリを落として洗い流すことができます。自分では掃除の難しい熱交換器の奥まで自動できれいにできる画期的な技術です。
【東芝】
東芝のエアコンは、節電機能にこだわった冷房機能が特徴的。人の動きを追ってピンポイントで冷房を送るため、家事などで動き回っているときも快適に過ごせます。部屋全体に風を送る通常の冷房に比べ、消費電力を抑えられるでしょう。
日当たりに合わせてパワーを調整する「日あたり節電」も搭載。日差しが強く暑さを感じやすい日中は通常運転し、涼しくなる夕方以降はパワーを抑えられます。
30分以上の不在時に運転を控えめにする「不在節電」も便利。少しの買い物程度なら、つけっぱなしにしていても消費電力を抑えられます。
エアコン設置業者はどう選ぶ?
エアコンの設置は専門的な知識と技術を要するため、エアコン設置業者に依頼しましょう。業者選びのポイントは、これまでの実績と信頼性です。
エアコン設置は専門的な技術と知識が必要。創業年数が長く、多くの設置実績がある業者なら安心でしょう。ホームページに施工実績を掲載している業者もあるので、確認してみてくださいね。口コミや評判もひとつの参考になります。
同じ機種・工事内容でも、業者によって見積もり金額は異なります。相場感を把握するため、複数業者から見積もりを取るようにしましょう。
また、金額だけで決めてしまうと、作業の仕上がりに満足できない可能性があります。
長く使用するエアコンのため、作業の質や仕上がりの丁寧さ、美観性も事前に確認しておくことが重要です。
エアコン設置業者の選び方について、さらに詳しく知りたい方は以下のコンテンツも参考にしてみてくださいね。
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