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エアコンの異音は何が原因?音の種類別に対策法を解説

エアコンからいつもと違う音が聞こえると「もしかして故障?」と心配になりますよね。エアコンの異音は原因によってさまざまで、音の種類によって原因を探ることができます。今回は、エアコンの異音ごとの原因や対策について解説します。

異音の種類別に原因&対策方法を確かめよう

エアコンの異音は、ザーザー・ポコポコ・キュルキュル・カタカタなど原因によって異なります。それぞれの音の原因として考えられるものを解説するので、チェックしてみてください。

ザーザーと大きな音がするときは、フィルターを掃除してみよう

ザーザーと濁ったような音が聞こえる場合は、フィルターがホコリで目詰りしている可能性が考えられます。まずは正面のカバー(フロントパネル)を開けてみて、フィルターが汚れていないか確認しましょう。

ホコリが溜まっている場合は、掃除が必要です。以下の手順で30分もあれば掃除できるので、実践してみてください。

フィルター掃除の手順

①エアコンの電源を切って、コンセントを抜きます。
②正面のカバーを開けて、掃除機でフィルター表面のホコリを吸いとりましょう。
③表面のホコリが取れたらフィルターを外し、浴室などで裏側から水洗いします。
④しっかり乾くまで陰干しすれば完了です。

なお、フィルター掃除は2週間〜1か月に1回を目安に行いましょう。ホコリが目詰りするとエアコンが効きにくくなるうえ、無駄な電力を消費して光熱費が上がってしまうこともあるので、定期的に掃除してください。

以下の記事ではフィルター掃除の手順をさらに詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

ポコポコ音はドレンホースが原因の可能性が高い

一定のリズムでポコポコと叩くような音がする場合は、ドレンホースからの空気の侵入や、ゴミや虫などによるホースの詰まりを疑いましょう。

特に、マンションの高層階では空気が逆流しやすい傾向です。窓を開けたり換気扇を回したりすると改善することもあるので、試してみてください。

ドレンホースの詰まりが原因の場合は、以下の手順で掃除を行いましょう。

ドレンホースの掃除手順

①ドレンホース内もホコリやゴミを古い歯ブラシや割り箸でかき出します。
②大体の汚れがとれたら、ホースの穴にガーゼや布を当てて、輪ゴムで止めましょう。
③装着したガーゼや布の上から掃除機を当て、2秒ほど吸引します。
④ガーゼや布を外してドレンホースを下に向け、水が出てくれば完了です。

なお、掃除機を当て続けると、ドレンホース内の水分が掃除機に入ってしまうため、必ず2秒程度にとどめてください。

室外機まで距離があり掃除機を使えない場合は、ドレンホース専用のポンプを活用しましょう。ホームセンターや通販サイトなどで約1,500〜3,000円で販売されているのでチェックしてみてください。対処しても詰まりが改善されない場合は、専門業者に相談しましょう。

キュルキュル音はパーツの不具合や汚れが原因

キュルキュルという異音がする場合は、パーツの不具合やフィルターの汚れが原因であることが大半です。

まずはフィルター掃除を行ってみて、それでも解決しなければ専門業者に点検してもらいましょう。パーツの劣化や不具合であれば、部品交換や修理で解決する可能性があります。

カラカラ、カタカタなどの音は破損や取り付け不良

カラカラ、カタカタといった異音がする場合は、パーツの破損や取り付け不良を疑いましょう。

前面のパネルやフィルター、お掃除つきエアコンのダストボックスなどが正常に取り付けられていない可能性が高いといえます。そのほか、内部に虫が侵入しているケースも。一度、エアコン専門業者に点検を依頼してください。

特に、エアコンのパーツを自分で分解して掃除した場合は、部品の取り付けが甘かったり細かいネジを紛失していたりということが起こりがちです。

自分で掃除する場合は前面のパネルや吹き出し口、フィルターの掃除までにとどめ、内部の分解掃除は、プロの専門業者に依頼しましょう。

シューシュー、ミシッ、カチッなどの音は正常な動作音の場合も

 

 

 

シューシューという音や、不定期に鳴るミシッ、カチッといった音は、正常な動作音である場合がほとんどです。

シューシューという音は、温度調整に必要な冷媒ガスがエアコン内で移動する際に聞こえます。冷媒ガスが流れる際は、ブシュッという水っぽい音や、ボコボコ、とガスが動くような音がする場合もあります。

また、ミシッ、カチッなどの音は、気温や気圧の変化によりエアコン内の部品が伸び縮みして鳴る場合があります。ただし、音が鳴り続ける場合は動作音ではない可能性もあるので、専門業者に点検してもらってください。

室外機から異音がする場合は、設置環境を見直そう

室内機ではなく屋外の室外機から異音がする場合は、設置場所が不安定な可能性が高いといえます。室外機が安定していないと、壁や床にぶつかって動作時にガタガタと音がする場合があるためです。

室外機を点検し、壁と近すぎないか、土台が地面から浮いていないかを確認しましょう。ただし、設置場所を無理に動かすと、温度調整に必要な冷媒ガスが漏れたり、開閉バルブが破損したりすることもあるため注意してください。土台の交換や室外機の移動が必要な場合は、専門業者に頼むのがベターです。

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