快適な室内環境を保つために欠かせないエアコン。
しかし、定期的なメンテナンスを怠ると、電気代が増えたり、故障の原因になったりすることもあるので注意が必要です。
今回は、エアコンを長持ちさせるための基本的なメンテナンス方法や手入れの頻度などを解説します。
簡単なメンテナンスでも、こまめに行えばエアコンを長持ちさせられるので、ぜひ参考にしてください。
エアコンのメンテナンスはなぜ必要?
エアコンを長持ちさせ、効率的に稼動させるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
メンテナンスが必要な理由を、3つの観点から詳しく解説します。
電気代の節約
エアコンのメンテナンスをきちんと行えば、無駄な電気代が発生せず節約につながるでしょう。
エアコン内部にホコリや汚れが溜まると、モーターに余分な負荷がかかり、最大で30%も余分な電力を消費することがあります。
また、ホコリによるフィルターの目詰まりは、室内の空気循環を妨げ、設定温度に達するまでの時間を長引かせる原因になります。
フィルター掃除や業者によるエアコンクリーニングを適切な時期に行い、エアコンの負荷を抑えましょう。
メンテナンスにも費用はかかるものの、電気代を節約できるため、長期的に見ればランニングコストを安く抑えられるでしょう。
故障リスクの軽減
エアコンの適切なメンテナンスは、故障リスクの軽減にもつながります。
エアコンの内部には、コンプレッサーや熱交換器、ファンモーター、電子基板といった繊細な部品が多数含まれています。
これらの部品はわずかなホコリや汚れでも不具合を起こすことがあるため注意が必要です。
具体的には、熱交換器に汚れが付着すると冷暖房効率が低下し、空気を圧縮するコンプレッサーへの負荷が増えます。
これにより部品の寿命が短くなるうえ、最悪の場合は過熱による焼き付きや回路のショートなどの重大な故障につながります。
定期的なメンテナンスを行うことで、このような故障を未然に防げるだけでなく、振動音や運転音の変化、消費電力の上昇といった異常サインを見つけるきっかけにもつながるでしょう。
清潔な室内環境の維持
エアコンのメンテナンスは、清潔な室内環境を維持するうえでも欠かせません。
エアコンは室内の空気を循環させるため、内部に汚れが溜まったままだと、空気中に汚れが拡散される恐れがあります。
例えば、フィルターがホコリで詰まった状態だと、カビの胞子やアレルゲン物質が室内に拡散し、アレルギーや健康被害を引き起こすリスクがあります。
健康を守るためにも、適切な時期に内部の掃除を行う必要があるでしょう。
自分でできる簡単メンテナンスを3つご紹介!
エアコンのメンテナンスには、自分でできる簡単な作業もあります。
3つのメンテナンス方法を紹介するので、実践してみましょう。
フィルター掃除
エアコン内部のフィルターは、専門知識がなくても手軽に掃除できる部品です。
まずはエアコンの電源を切り、前面のパネルを開けましょう。
網目状のフィルターを目視し、ホコリが溜まっている場合は掃除機で吸い取ります。
次にフィルターを取り外し、裏面のホコリも掃除機で吸い取りましょう。
ホコリを取り除いた後は水で洗い流し、しっかりと乾かしてから取り付けます。
フィルター掃除は2週間~1か月に1回は行うのが理想的。
掃除機でホコリを吸い取るだけでも効果的なので、こまめに掃除しましょう。
フィルター掃除の手順をより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
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室外機周辺の掃除
室外機の周辺にゴミ・落ち葉・雑草などが溜まると、空気の循環が妨げられてエアコンの性能が低下します。
月に1回は室外機の周囲をチェックし、吹き出し口を妨げるゴミや落ち葉などを取り除きましょう。
植木鉢や自転車を前に置いている場合は、移動させてください。
室外機自体の清掃は、外装部分を軽く拭く程度でOKです。
ケガや故障の恐れがあるため、内部には手を入れないように注意しましょう。
シーズン前の動作確認・点検
冷房を使う前の春や、暖房を使う前の秋に、事前の動作確認を行いましょう。
いざ使う時期に動作不良が見つかると、修理や買い替えに時間がかかり、一時的にエアコンが使えない期間が発生してしまうためです。
運転させた際に異音や異臭がしないかを確認し、不具合があれば業者に相談しましょう。
点検や修理が必要なエアコンの不調サインとは?
エアコンの不調は、早めに気づいて対応することで、大きな故障を防ぐことが可能です。
ここからは、点検や修理が必要な不調のサインを紹介します。
冷暖房が効かない
冷暖房が効かず設定温度まで届かない場合は、配管の冷媒不足、コンプレッサーの故障、部品の劣化などが考えられます。
設定温度と室温の差が5℃以上ある状態が30分以上続く場合は、エアコンの専門業者に相談しましょう。
異音・異臭がする
異音や異臭がする場合は、深刻な故障の予兆かもしれません。
例えば、運転中のガタガタ・カタカタという振動音は、取付金具の緩みや内部部品の劣化を示す場合があります。
そのほか、ドレンホースの詰まりによる水の逆流でポコポコ・ボコボコといった異音が発生することも。
異音が気になった際は、早めに業者へ点検を依頼しましょう。
異臭に関しては、特に焦げくさいニオイに注意が必要です。
電気部品の過熱や配線の劣化が起きている可能性が高く、最悪の場合は火災につながる危険性があります。
焦げくささを感じた場合は、すぐに電源を切り、24時間以内に業者の点検を受けるのがベターです。
一方、カビくさいニオイや生ぐさいニオイは、内部にカビや雑菌が繁殖している可能性が高いといえます。
緊急性は低いものの、放置するとアレルギー症状や体調不良を引き起こす可能性があるため、早めにエアコンクリーニングを依頼しましょう。
吹き出し口から水漏れしている
エアコンからの水漏れは、ドレンホースの詰まりやエアコン本体の故障を示している可能性があります。
エアコンは冷却時に発生した水分を、室外機から出ているドレンホースから排出します。
ドレンホースがほこり・カビ・汚れなどで詰まると、排水がうまくいかず、エアコン内部に溜まった水が吹き出し口から漏れ出すことがあるのです。
また、エアコン内部の部品が劣化・故障すると、水が正常に排出されず水漏れが発生することがあります。
放置すると床や壁が傷む場合もあるので、早めに点検や修理を行うことが重要です。
エアコン内部のクリーニングはプロに依頼しよう
エアコンの外側やフィルターは自分で掃除できますが、内部の熱交換器やファンは専用の洗浄機が必要です。
専門知識のない人が行うと故障につながる場合があるので、内部のクリーニングは専門業者にまかせましょう。
内部の汚れを徹底的に除去できるため、冷暖房の効率がアップします。
部品の劣化予防にもつながり、エアコンの寿命も延ばせるでしょう。
目安として年に1回は、業者にエアコンクリーニングを依頼することをおすすめします。
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